今後の挑戦

nostalgicbikeは新しいWebサイトを開設してみたわけですが、今さらWebサイト?何のために?という感じもあると思います。今や芸能人含めて個人のブログを読む機会は殆どなくなり、ブラウザを通じて特定のWebサイトにアクセスする機会は激減してしまった。自身のWebサイトを使って情報を発信するのはお店や会社のオーナー、フリーランスのクリエイターが自身のプロフィール情報やネットショップ、各種SNSへのリンクを載せるための、いわば名刺のような役割だけを果たすためという小さなものに変化してきました。そして今後もしばらくはコンテンツ配信の中心は各種SNSプラットフォーム上で流通することに大きな変化はなく、これらの機能やコンテンツが個人のWebサイトに再移行するということは無いでしょう。

しかしここ2年間ほどで世界中を揺るがすほどの大きな事件が発生。

ChatGPTの登場。

そう。生成AIと呼ばれる新技術の登場です。nostalgicbikeも以前からAIは英語字幕を動画に付与するときに使ってはいた。でも専門用語は妙な訳になったり不自然な表現になったりで、海外の視聴者からは「Your English is terrible(キミの英語は酷いな)」と言われたりで、性能は向上しているけどまだまだ改善の余地があるというのがグローバルな視点でも共通・・・だと思っていた。ところが2022年11月に公開されたChatGPT4の性能は世界中を驚かせるほどの騒ぎになったのは記憶に新しい。nostalgicbikeは実は流行りものが苦手で新しいものを取り入れることにはあんまり貪欲さは無い、というかどちらかというとめんどくさいからやりたくない・・・でもAIに関してはほんの少しだけ試してみたら、これまでの精度とは比較にならないほどの性能であることに驚きを隠せなかった。

これまでは動画から一文ずつ日本語を拾ってそれを手動でAIに入力。それをAIに英訳してもらい、それをYoutube上の字幕作成ツール上にコピー&ペーストで英語を貼り付けていくという気の遠くなるような作業が発生していたんだけど、ChatGPT4にお願いすると動画ファイルから日本語の字幕ファイルを作ってくれる。そして「口語のニュアンスは保ったまま、これから入力する日本語を英語に訳して。入力のファイルの形式は字幕ファイルの形式になっているからこれも保ったままにしてね」とお願いするとその通りに英語字幕ファイルを作ってくれた。まだ完璧にとはいかないけど、今まで1週間以上かかっていた作業が1日もかからずに終わってしまったことには心の底から驚きました。

例えば下の動画も英語字幕の付与は殆どAIがやってくれました。

 

このChatGPT4は汎用性の高い”何でも屋さん”的な位置付けだけど、別のAIは画像や動画を作ったりするのが得意だったり作曲専門のAIもいる。あと、ファイルサーバーの特定のフォルダに会社の規定やルールなどが記述されたPDFファイルをぶち込んでおくと、AIがそれらのファイルを勝手に読み取って学習して問い合わせ窓口をやってくれるAIなんてのもいます。例えば入社したばかりで右も左もわからない新入社員が、そのAIにチャットで「有休を取りたいんだけど取れるかな?とれる場合は誰にどうやって申請すれば良いのかな・・・」と相談すると、AIは事前に学習した規定やルールに基づいて「△▽さんは試用期間中ですが有給休暇は2週間前に申請すればルール上は取得可能ですよ。申請する場合は○○課長に有給休暇申請書を提出してください。申請書はファイルサーバーの○○のフォルダに入ってます。記入方法がわからない場合はまた聞いてくださいね」と一瞬で回答してくれたり。実際、テック系の企業の問い合わせ窓口チャットは既にAIに置き換わっているケースが殆どだと思う。

ちょっと話が発散しちゃったけど、nostalgicbikeも成長のきっかけになったのはミラーレスデジタル一眼レフカメラというテクノロジーの普及だったし、その後一眼レフカメラ用ジンバルやドローンを取り入れたのも普及しはじめたテクノロジーを活用したことでインパクトと迫力のある映像が撮れるようになったわけです。私はちょっと社会性が低いタイプなので、職人的なスキルを黙々と発揮するタイプに見られがち(?)なんだけど実は全くそういうタイプでもなく、面倒くさがりながらも既存技術には全く拘らずにわりと柔軟に取り入れるタイプだと思ってます。だから生成AIの台頭は自分にとっても非常にエキサイティングで夢のある活用方法が目の前に広がっている気がしてワクワクしてくる。ちなみに僕が活用したいと思ってるのはAIに動画を生成してもらうことに限らずもっと広い意味で。例えば問い合わせに自動で答えてくれるAIチャット機能をこのサイトに取り込んでみたり、記事をAIに作らせてみたり等等・・・一眼レフカメラを手に入れて初めてバイク映像を撮ったりドローンを飛ばした時のように色々と実験してみようと思ってます。

  • Related post
  • Recommend post
  • Featured post
PAGE TOP